それでもなお、人を愛しなさい|人生に迷ったときに読みたい本
みなさんこんにちは。大平です。
今回は本の紹介です。
人生に迷ったときに読み返したい本
20代半ばのとき、仕事に忙殺されてなかなか気持ちに余裕が持てないときや、
社内外で様々な人と出会う中で、人間関係が上手くいかなかったときに、
世の中の理不尽さを感じることがありました。
なぜ自分だけがこんな目に?と思うこともありました。
人生なんてこんなものだと、諦めるのが大人になることだと、
どこかで自分を無理やり納得させているときもありました。
そんな人生の理不尽さをさを感じていたときに、
お世話になっている経営者の方からオススメされた本が、
ケント・M・キース/著、大内博/訳
【それでもなお、人を愛しなさい-人生の意味を見つけるための逆説の10カ条】です。
あのマザー・テレサも心揺さぶられた言葉
著者が19歳のとき、高校生向けの小冊子に自身の経験をもとに記した逆説の10カ条。
20年以上の歳月をかけて口づてや写しでインターネットで著者本人の知らない間に
世界中につたわり、あのマザー・テレサも感動して引用していたという人生訓です。
この逆説の10カ条について、僕自身マザー・テレサの言葉として認識していました。
みなさんの中にもそういう人が多いとおもいます。
マザー・テレサだけでなく、ビジネスリーダーからロックスターまで
今では多くの人に愛される格言となっています。
今回は特に心動いた言葉について書きたいと思います。
この世界は狂っている
「この世界は狂っている」著者の世界にたいする前提がすごい衝撃的です。
本の書き出しには、この世界は狂っていて、理不尽で、意味をなしていない、
そのことを認めようと書いています。
第十条:世界のために最善を尽くしても、その見返りにひどい仕打ちを受けるかもしれない。それでもな世界のために最善を尽くしなさい。
今あるこの人生で最善を尽くすこと。
それに対して世界がどう反応するかは関係ないと思いました。
たしかに最善を尽くすことの代償は大きいかもしれません。
周りの目が気になったり、出すぎたことをしすぎて嫌われないか、と
僕自身悩む場面がたくさんあります。
しかし本には、まわりを気にして
『最善を尽くさないこと』
こそが一番の代償なのだと書かれています。
仕事でもプライベートでも大事にしたい考え方です。
なにが正しいのか自分の行動に迷ったとき、新しいことにチャレンジするとき、
この言葉を思い出すようにしたら、勇気が湧いてくるようになりました。
正しく生きるために
逆説の10カ条を受け入れて逆説的に生きることで、
この狂った世界で人ととして生きる意味を見いだし
本に書いてある言葉で言うところの
『本来の意味ある人生』や
生き方を考えるきっかけになります。
逆説の10カ条は理不尽ばかりの人生を肯定的に生きるための指針になってくれます。
「それでもなお、人を愛しなさい‐人生の意味を見つけるための逆説の10カ条」は
まるで暗闇の中で迷っているときに
進むべき方向を照らしてくれる灯台のような本です。
どう行動するべきか迷ったときには何度も読み返しています。
1度ではなく、何度も読み返すべき本だと思っていますので、
仕事などで相談されたとき、手にとったことがない方には
オススメさせていただく本です。
よければぜひ。