大平正芳が送るお酒と本の旅

大好きなお酒と本について書いていきます

自助論|逆境にぶつかるたびに読み返したい本

お久しぶりです。大平です。

前回の更新からすっかり間があいてしまいました。

 

東京は桜の季節も終わり、初夏に向かおうとしています。

春になり、新入社員が新しいスーツとカバンを手に街を歩いているのを見ると、

どこか懐かしさもありつつも、自分自身もフレッシュな気持ちになりますね。

 

そんな彼らや、フレッシュな気持ちになった時こそ読んでおきたい、

「逆境にぶつかるたびに読み返したくなる」ロングセラーを紹介させてください。



サミュエル・スマイルズ/著、竹内均/訳 【自助論】です。

 

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『自助論』はまだ僕が独立する前に、今もお世話になっている経営者の方から

オススメ頂いたのをきっかけに読みました。

 

前回は

 『それでもなお、人を愛しなさい-人生の意味を見つけるための逆説の10カ条』

 を紹介しました。これも独立する前に読んだ本でした。

 

readliquor.hatenadiary.jp

 

世界的なベストセラーにして150年以上のロングセラーである

「自助論」について、

僕がかつて睡魔と戦いながら読み進めた時に、

特に心に響いた章について振り返ります。

 

自分の最良の援助者は自分

サミュエル・スマイルズは、人が生きるうえで『自分の力を信頼し、精力的に働くこと』と、貴重な『他人からの援助や支え』が不可欠だと言っています。

 

それぞれについて以下に自分の体験を交えつつご案内します。

 

自分の力を信頼し、精力的に働くこと

この言葉と同時に、『自分の幸福や成功に本人自身が責任を持たねばならない』とも書いています。

 

責任をもって、精力的に働いたことは、

成功に結び付いたなと感じます。

 

(以下自分のことです)

大学を卒業してから数年は、

会社員をしながらも独立を目指そうと、仕事終わりや週末には

人脈づくりに行ったり、勉強会に参加させていただいたりと、

時間の限り動き回っていました。

(できないなりにも、会社の仕事も頑張ってました)

 

今となっては、当時の私の頑張り方は決して器用なものでは

なかったとも思うのですが、

自分よりも収入も経験もある人たちと渡り合うためにと、

家に帰ってから寝る前に、とても眠たくなりながらも

頑張って本を読んだりもしていました。



そこで知った考え方が

『自分の幸福や成功に本人自身が責任を持たねばならない』

でした。

独立したいと決めたからには中途半端にしたくないと思い、

そのぶん多く行動すること、成果に集中することを心がけてきました。

 

だから、私はいろいろとキツいときに読んだ

「自助論」の教えのおかげで独立ができたのだと思っています。



おかげさまで、今は独立を果たし経営の仕事をしておりますが、

仕事が面白くて寝る時間がもったいない、って思えているので

睡眠時間は当時とあまり変わっていません(笑)

 

貴重な『他人からの援助や支え』は成果のため不可欠である

 

まだまだ現状に満足していないのはもちろんですが、

それ以上に、今があるのはお世話になっている方々や

協力してくれる仲間たちがいたからこそだと、

再認識できたからだと思っています。

 

また、感謝の気持ちを忘れることなく、

傲慢にならずにいることを大事にします。

 

人生は”自分の手”で開くもの

 

また、人間を向上させるのは

『学問でなく行動』

とも書かれています。

 

もちろん学業をおろそかにしていいということではなく、

仕事やプライベートなどでいろいろな経験をし、逆境を乗り越えることで、

学べることことのほうがはるかに多いということです。

 

「自分の幸福や成功に本人自身が責任を持つ」ということは、

行動を伴うことなのだと理解でき、頑張る勇気をもらえました。

 

まとめ

 

独立しようとして頑張っていた時期はとにかく無我夢中でした。

もともと器用なほうではなくどちらかといえば不器用だったので、

ただただ目の前のことに集中してがむしゃらに働いてました。

 

一生懸命やっているはずなのに、なかなか結果にならない状態が続いて

「本当にこのままでいいのか?」と不安になり目的を見失いかけているときに

この本を紹介されました。



今も新しいことにチャレンジするときや障害にぶつかる事があります。

僕はそのたびに、この本を読み返します。

 

『自助論』には、この他にも世界中の達成感に満ちた人生を送った人たちのエピソードをもとにした自己実現の実例や、セオリーが多く書かれていて、

逆境にぶつかった僕の大きな励みになったこともあり、

自信をもっておすすめします。

最後になりますが、気になる方はぜひ手にとって読んでいただければと思います。